全日本GT選手権第2戦 富士SW

1998/5/3 富士スピードウェーで全日本GT選手権第2戦が開催されました。
「日本アコードの会」のPATIOで誘っていただき、レース初観戦です。
昨年もてぎへ遊びに行って以来、モータースポーツ観戦への興味を持ち始めていたのですが、いきなり行っても戸惑うと思っていたのでこのチャンスに飛びつきました。

あいにく前日から雨が強く降っており、開催が危ぶまれましたが決勝当日は小雨が降ったり止んだりの繰り返し。
イヤ〜な予感がします。

天気が悪いのでグランドスタンドの屋根の下での観戦です。

今シーズンはNSXの好調が伝えられていましたが、今回の第2戦でもNSXはグリッド上位を占めています。
午前中のフリー走行の写真を撮りたかったのですが、私の広角レンズしか持たないデジカメではグランドスタンドからはマシンが小さくしか写りません。
マシンの写真はフリー走行の後のピットウォークで取りましょう!

ということで、\1,500払ってピット・ウォークです。
あらら、NSXなどの写真を撮りたかったのですが、キャン・ギャルが邪魔でマシンがほとんど写っていませんね。おいおい、頭が邪魔でおねぇさんの足が見えないぞ。じゃなかった、マシンが見えないぞ!!
RAYBRIGカラーがすごく綺麗でした。

それにしてもすごい人ですね。
各ピットではステッカーやキーホルダー、ミニフラッグなどのグッズを配っていますのでそれ目当ての人、マシンの写真を撮りたい人、おねぇさんを撮りたい人、もう大変です。

ピット・ウォークではこの写真のように\1,000以上のチャリティーでドライバーと記念撮影が出来ます。
私もTAKATA童夢無限NSXのチームで金石、山本両選手と並んで写真を撮ってもらいました。
握手をしてもらって写真にはサインを添えてもらってちょっとハッピー。
ところが、ピット・ウォークが終わる頃になって再び雨が降ってきました。

ポールポジションをとったMobil NSXのおねぇさんたちです。
その左に立っているおねぇさんはタイムキーパーでしょうか?クリップボードを持ってキャンギャルと並んでいる姿がかっちょいいです。
Mobilのおねぇさんはかわいいしとても愛想が良くて時間いっぱい笑顔を振りまいていました。

それにしても後ろのNSXのオーバーフェンダーはすごいですね。
外側に鎧をまとっているようです。

フリー走行は午前30分間、午後8分間の2回です。
フリー走行ですからどこまで本気で走っているかは分かりませんが、NSXは早いです。そして何よりも音がいい。NSX、フェラーリ、ディアブロのV型エンジンのエキゾーストにしびれました。目の前を通過した瞬間にハイトーンに変わって抜けてゆく感じ。それに引き替えスカイラインやスープラのブリブリいう音の汚いことと言ったら(^^;
この音を聞いただけでも来た甲斐があったというものです。あぁ、NSXが欲しい・・・・

天気は残念ながら雨のまま、いよいよ決勝です。
ウォームアップ走行からいよいよローリングでスタート
が、この約10秒後にとんでもない事が・・・・

グランドスタンド前を通過して第1コーナーの手前、ピット出口付近で接触事故発生!フェラーリの1台が出火、爆発するように火を吹き、黒煙が20メートルほど巻き上がりました。クルマ全体が火に包まれています。後続スタートしたドライバーが真っ先に消火器をもって駆けつけます。会場の大型スクリーンには一部始終が映し出されています。観客総立ち。ポルシェのドライバーは何とか脱出しましたが、足を痛めた様子で倒れ込んでいます。一方フェラーリのドライバーは自力では出てきません。10数秒後にようやく火が消し止められドライバーが引きずり出されます。煤で黒くなったレーシングスーツのドライバーが横たえられています。
なんと言うことでしょう・・・・

当然、レースは赤旗中断。
怪我をした選手達がメディカルセンターへ運ばれますが、場内アナウンスでも詳細はよく分かりません。
(翌日の新聞によると、TFCJフェラーリの太田選手は全身火傷、ナインテンポルシェの砂子選手は足を骨折、シグマテック911の星野選手は鞭打ちとのこと。)

事故現場はスタッフによって片づけられてレース再開を待ちますが、大事故の後だけに直ぐには始まりません。待っているうちに霧がたちこめてきました。
天候の回復待ちで何度もスタートディレイになりますが、一向に霧が晴れる気配はありません。
観客は諦めムードですが、主催者は中止を発表しません。

私はクルマに戻って休憩していましたが、16:30にスタート5分前でカウントダウンが始まりました。ホントにこんな霧でレースが出来るのでしょうか?
スタート30秒前、高まるエキゾースト。
しかし、霧の中で走り回って各ドライバーに手で×のサインを出してエンジン停止を命ずるスタッフ。
更にスタートディレイです。そしてそのまま中止。
当たり前です。こんな天気ではレースが出来ないこと、天候の回復が望めないことは素人の私にも分かります。
それを引っ張るだけ引っ張った主催者の判断ミス。
そしてあまりにもお粗末な場内アナウンス担当。

メインレースが中止になったので、今回のチケット半券で次回の富士のレースが見られます。次回に期待です。


PRELUDEでお出掛け INDEXへ戻る