無限 スポーツサスペンションキット

(2005/11/03 New)

商 品 名 :スポーツサスペンションキット
       for HONDA PRELUDE TYPE S
商品コード :50000-XGL-K0S0
メーカー  :M-TEC
問い合わせ先:ホンダディーラー各店
購入方法  :ホンダディーラー各店
価  格  :138,600円(税込み)
       工賃別 2.8H

【交換経緯】
1999年1月にアクセスのスポーツサスペンションに換装し、実用性を犠牲にすることなく安定したスポーティーな走行が体感でき、見た目も良い感じにローダウンして気に入っておりました。
しかしながら、6年半で85,000km以上を走った事もあって経年劣化による減衰性能の低下を感じるようになり、部品が入手可能なうちにと交換を決意。これを機に無限製を奮発しました。

2005年版の無限カタログにはまだ記載されていましたが、5thの販売が終了して久しいために在庫があるかどうか心配でした。
ディーラー経由でオーダーをお願いしたところ、「オンラインオーダーの画面にPRELUDE用スポーツサスペンションキットが表示されない。」との連絡が・・・(T_T)
その後、無限に問い合わせてもらったところ在庫が確認でき、無事に取り付けることができました。
おそらくは在庫が厳しいために問い合わせがあった物のみ受け付けているのでしょう。
結果的には良い時期に交換を決めたということになりました。

【対応車種】
取付・取扱説明書には「for HONDA PRELUDE TYPE S」「ホンダPRELUDE TYPE S(E-BB6)専用に設計したものです。」と明記してありますが、取付方法の図解ページには「ATTS装着車」と「ATTS非装着車」の両方が記載されています。
TYPE S(ATTS装着車)とS Specを含むその他のグレードではサスペンション構造が違います。ATTS非装着車への取付が可能ということは、全グレードに取付可能ということですね。
ちなみに、カタログには「5th PRELUDE (BB5〜8)」とあります。表記の統一をお願いしたいところです。

【仕様】
 ※車高は約30mm下がります

減衰力の上昇率
(スタンダード比)
伸び側/圧縮側

スプリングレート
kg/mm

適応車種
[形式]

フロント

67%up/10%up

K=3.4(K=3.08)

ホンダPRELUDE
TYPE S(E-BB6)

リア

35%up/11%up

K=3.8(K=3.4)
下の写真はtAkEdA号への取り付け完了時にディーラーで撮影して下さった物です。
この気配り。流石です。

【インプレッション】
乗り心地は、アクセスよりかなり引き締まった印象です。
アクセス製の仕様がノーマル比でどれくらいの数値だったのかが分からないのですが、交換直後のアクセスはここまでハードではなかったと思います。
残念ですが助手席に座る方からの評判は良くないでしょう。
首都高速の高架の継ぎ目をいくつも通過していると、ドライバーでも少々辛くなってきます。
ギャップを超えた時にはまるでタイヤの空気圧を高めにした時の様な「タ、タン!」という音をたてますが、その後の動きがビシッ!と決まるためにフワフワとした嫌な揺れはありません。経年劣化による減衰力低下で感じていたピッチングが押さえられたのです。
また、コーナーリングではサポートのあまり良くない標準シート越しにヨーイング、ローリングのインフォメーションを伝えてくれます。
車体の姿勢を検知する各センサーからのケーブルを腰に差し込まれた感じで、特にリアタイヤの挙動が良く伝わってきます。
フロントは、ステアリングを介して微妙な路面状況の変化をしっかりと伝えてくれます。
車体の四隅にあるタイヤの存在がハッキリと意識でき、クルマとの一体感が増した感じがします。

操作感は「良い」の一言。現在履いているややコンフォートなタイヤの性格をスポーツ寄りに引き戻した感じに変わりました。
特にステアリング切りはじめのレスポンスが高まり、サスペンションのキビキビ感とタイヤの滑らかな感覚がプラスマイナスで良いバランスになった様です。

見た目(車高)は今のところアクセスと大差ありませんが、馴染んでくるにつれて徐々に下がってくるかも知れません。
車高の下がり具合をホイルアーチとタイヤの間に入る指の本数で表現する人がいますが、アバウトすぎ。指の太さやタイヤのショルダー部デザインで大分印象が変わってしまいます。そこで、今回は路面とホイルアーチ内側頂上部の長さを測ってみました。(ノーマルサスの数値が分かりません。誰か実測させて下さい。)

サスペンション種類

フロント

リア

ノーマルサスペンション

??.?cm

??.?cm

アクセススポーツサスペンション

62.5cm

64.5cm

無限スポーツサスペンション

62.0cm

64.0cm
ホンダアクセスのオプションカタログでは「車高がおよそ25mm下がります」とありますから、無限の仕様(約30mm下がる)との差(5mm)が実証されました。
たかが5mm、されど5mm。これからは今まで以上に容易にマッドガードの下端を擦ることになるでしょう。

 


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